三叉神経痛

【症状】俗に言う「顔面神経痛」

突然、針で刺したような強い痛みが一定の神経に添って生じるものを「神経痛」と言います。顔の感覚(痛覚、触覚、冷熱感)を脳に伝える三叉神経が激しく痛むのが「三叉神経痛」です。多くの場合、あくびやくしゃみ、冷たい風に当たるなど、小さな刺激が引き金となって痛みが生じます。痛みは鼻や口の周りが中心で、数秒から数分間続きます。いったん収まりますが、短い休みをおいて、繰り返し激しい痛みが襲います。中年以降の高齢者に多く見られる病気です。

一般的には「顔面神経痛」とも呼ばれています。

【原因】特発性と症候性の2種類

三叉神経痛は、原因がわからない特発性のものが大半を占めますが、別の病気が原因となって起きるものもあります。

三叉神経痛の種類と原因
特発性三叉神経痛

痛みの原因となる他の病気がないもの。血管が動脈硬化などによって膨張し、三叉神経を圧迫することで痛みを引き起こすと考えられています。

症候性三叉神経痛(二次性三叉神経痛)

頭蓋内腫瘍(脳腫瘍)、脳動脈瘤、多発性硬化症、帯状疱疹、三叉神経周辺の炎症など、他の明らかな原因から生じるもの。

【考え方】原因を、漢方の視点から探ります

三叉神経痛は原因がわからない場合が多いため、お客様から症状などについて詳しくお話を伺い、体質なども見極めた上で、痛みの原因を探っていきます。

【処方例】痛み方に応じて処方します

キリキリ痛むのか、冷えによって痛むのか、張るような痛みなのか…といった「痛み方」で処方を決めます。痛む場所は顔面なので、「上焦」(じょうしょう…横隔膜より上部のこと)に効く「升麻」(しょうま)などが入っている処方を使います。