自律神経失調症に対する漢方の考え方

今回より、春から初夏にかけて多くみられる
自律神経失調症に対する
漢方の考え方について書きます。

自律神経には、
交感神経と副交感神経があります。
主に交感神経は、
不安感、ストレス等によって亢進します。

4月~5月にかけて、年度が変わったことにより、
(人事異動、新入社員ほか)
通常より”頑張らなくては!”
という力が入り、これがストレスになることがあります。

また、4月は気温差が激しいため、
自律神経が乱れ易く、
少々のストレスで交感神経が過剰緊張になります。

その結果、
不安、動悸、イライラ、胸の圧迫感、息苦しさ、
フラツキ、多汗、不眠などの症状に悩まされます。

漢方では、春は肝が行進し易い時期と捉えています。
肝は、情志では怒りです。

日常、対人関係で
嫌なことがあっても(特に会社においては)
多くの人は我慢します。

このような経験は誰でもしています。
この積み重ねがストレスとなります。

この状態を漢方では、
肝が失調して気が滞ると考えます。
そして、徐々に心を損なう時、
動悸、不安感が生じ易くなります。