免疫力と冷え性

最近ではテレビなどでも、免疫を強くするには
運動をすることと、基礎体温が高い方がいい
とお話される先生もいます。

漢方では、昔から、冷え性という概念があります。
これは、手足が冷えて顔がのぼせる方、
体全身が冷える方の2つに分かれます。

手足が冷え顔がのぼせるのは、肝の失調です。
それに対し、
体全体が冷えるのは、気虚と考えます。
気が少ないのです。

この気虚は、五臓六腑のうち脾が
弱いことを意味します。
この脾は、水穀の気(食べ物の中の元気の素)と
津液を受け取る場所です。
その脾が先天的に弱いため、
気・津液を受け取ることができず、
体の中に十分な気血を生み出せなくなります。

気の働きの一つには、温煦作用があります。
体を温める力です。
脾が弱いと、体の中に気血が生じず(血が気を
抱える)少ないため、疲れやすく冷え症になります。
この温煦作用が少ないことが、
体温の低下につながります。
従って、免疫力が弱いということは、
気血不足と考えます。

今、コロナウイルスで日本中が大変です。
コロナウイルスなどによる感染症にかかり難く
なるように、胃腸機能を丈夫にして、
バランスの良い食べ物を十分にとり、
よく睡眠をとることが、
免疫力を高めることになると思います。