動悸に対する処方の組立て方

前回お話したような、激しい症状の方は、
店頭では少ないです。

漢方の考え方には、五行説もあります。
肝、心、脾、肺、腎と五臓も同時に考えます。

動悸の原因を問診と舌診で
その人の状態を考えていきます。

元々、仕事、人間関係などの少々のことで
自分を律して、人間関係を悪くしないように、
我慢するような方です。

この場合、臓を考えると、
肝をいつも亢進させていると考えます。

肝の働きを良くさせる生薬は、柴胡です。
柴胡が入った処方ですと、
柴胡加竜骨牡蛎湯があります。

柴胡、半夏、黄芩、人参、茯苓、桂皮、大棗、生姜、
竜骨、牡蛎、大黄が入っています。
この中で、大黄が入っていることを頭に入れて
使っていきます。

大黄は、長期間服用すると、
お腹が緩くなることもあります。
又、下痢し易い方は、すぐ下痢することもあります。

大黄が入っている理由は、
気を下げることが目的です。
これを避けるために、
桂枝加竜骨牡蛎湯に柴胡剤(大黄が入っていない)を
併用するのも一つの方法です。

また、舌を診て、白苔の有無、歯痕の有無、
舌の状態(色、その他)を
詳しく見て決めていきます。