ツヅノ通信 2021 4月号 コロナウイルスワクチンについて

~新型コロナウイルスワクチンとは~

新型コロナウイルスワクチンは核酸ワクチンで、これまでとは違う製法で作られています。

自然感染で(コロナに感染歴がある)ついた免疫とワクチン接種でついた免疫は必ずしもイコ-ルではないと言われています。

 

核酸ワクチンー新型コロナウイルスワクチン

ウイルスのm-RNAという核酸をヒトの体内に注入し、ヒト細胞内でウイルスのタンパク質が作られ、

免疫細胞がウイルスタンパク質に対して抗体を作ることで、ウイルスに対する免疫ができる。

生ワクチンーBCG、MR(麻しん、風しん)、水痘(水ぼうそう)、ロタウイルス

生きたウイルスそのものを弱毒化して注射

不活化ワクチンーインフルエンザウイルス、ヒブ、肺炎球菌、B型肝炎、4種混合、日本脳炎

ウイルスをホルマリン等で殺し、精製したものを注射

 

新型コロナウイルスワクチンは重症者、発症者の低下が報告されています

 

~新型コロナウイルスワクチンの副反応と課題点~

副反応:接種部位の痛み、腫れ、倦怠感、発熱、頭痛。殆どは一過性で1-2日で軽快する。稀にアナフィラキシー反応、血小板減少症の報告あり

接種後の経過観察を重視

課題点:長期的な予後についてのデ-タがない

ADE(抗体依存性感染増強現象)ーウイルスに抗体がくっつくことで感染や症状が促進されること

ADEに関しての報告はないが、半端な抗体が出来ると起こりうるので、注視していく必要がある

 

~抗体価だけに注目しない~

抗体量が3カ月後に下がってきているというニュ-スを耳にしますが、抗体量が低くても自然免疫(主にNK細胞の戦い)とT細胞の活動がしっかりしていれば

コロナと戦う免疫の力は下がっていない可能性はあります。

 

~自然免疫と獲得免疫~

自然免疫系ーNK細胞(年齢と共に低下しやすい)、マクロファージ、樹状細胞、サイトカイン、インターフェロン

自然免疫の例:インフルエンザ流行期に同じ空間にいて、発症する人と無症状の人がいるのは、NK細胞の働きの差です。

NK細胞が強く、数が多ければNK細胞等の自然免疫だけで戦い終えることができます。このとき何も症状は出ません。

NK細胞が負けてしまうと、Tリンパ球部隊が働き、発熱や関節痛などの症状が現れます。

 

獲得免疫系ー細胞性免疫と液性免疫に分けられます
細胞性免疫:病原体が感染した細胞を攻撃 Tリンパ球(キラ-T細胞、制御性T細胞、ヘルパーT細胞)

Bリンパ球(抗体産生細胞)

液性免疫:細胞の外にいる、病原体を攻撃 抗体:病原体に結合し、その活動を抑える

補体:病原体を破壊し、自然免疫を活性化

獲得免疫の例:ある店舗がハイジャックされた→お店ごと破壊させる(細胞性免疫)

→外にいる犯人を攻撃する(液性免疫)