子宮腺筋症は30代後半から50代にかけて多く見られます。

子宮筋層の中にも、子宮内膜細胞に似た組織が存在してしまう病態です。

強い生理痛、月経過多、月経時以外の疼痛(肛門痛や性交痛、下腹部痛)

などの症状を伴います。

漢方薬では血行改善の生薬を用いることが主流でしたが、腺筋症の生理痛は強い活血薬や破血薬を用いても

50%以上の改善がなかなか見られませんでした。

子宮腺筋症の病態は、中医学・漢方では、瘀熱(おねつ)と熱毒(ねつどく)、そこに痰(たん)が関連しています。

瘀熱と熱毒は慢性炎症と言えます。

高温期に特に瘀熱が増し、子宮内に熱のこもりが起きるため、高温期の基礎体温は高め(36.8-37.0)になります。

血行改善の漢方薬をベースに、高温期に慢性炎症を去る漢方薬を用いることで

腺筋症の生理痛が80-90%軽減いたしました。

同時に月経過多も改善しました。

 

 

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