【今週の漢方】皮膚病について

皮膚病の多くは湿熱(しつねつ)がたまって赤くなりかゆみが生じるものです。

湿熱とは?


体内を冷ます「湿(水)」と、体を温める「熱」という本来相反するものが合わさり、ドロドロ・ネバネバとした状態になること。湿熱は、気や血(けつ)の巡りを邪魔し、様々な不調を引き起こします。

湿熱になるほとんどの原因が「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」によるものです。

一方で、湿熱ではないのですが乾燥して赤みがありかゆくなるものもあります。

アトピー性皮膚炎の『湿熱タイプ』ですと夏に悪化する場合が多く、『乾燥するタイプ』ですと冬に悪化する場合が多いです。

アトピーは、I 型アレルギーが原因と言われていますが

私の数多くの患者様を診てきた経験からするとストレスが大きく関与していると考えます。

例えば、

小学生の頃は喘息やアトピー持ちでしたが、中学/高校/大学の間は喘息やアトピーが全く発症してませんでした。しかし、大学を卒業し就職をしてからストレスなどで喘息やアトピーが再発してしまったという患者様もいらっしゃいました。

アトピー性皮膚炎は、よく夏に悪化する方と冬に悪化する方の2パターンございます。

  • 夏場に症状が悪化する方:肘の内側首筋、膝の裏側腹部の周りに症状が出やすい=湿熱タイプ
  • 冬場に症状が悪化する方:手の外側腕、外側足の外側に痒みがでてきてしまう=乾燥タイプ

アトピー性皮膚炎に対する漢方

患者様の状態や症状の具合により異なりますが、参考としてアトピー性皮膚炎に対する漢方をご紹介します。

  • ストレスが関与する場合疎肝理気薬(そかんりきやく)という漢方を使います
  • 湿熱傾向が強い場合清熱利湿薬(せいねつりしつやく)という漢方を使います
  • 血虚によって乾燥し、強い痒みが出ている場合血虚生風(けっきょしょうふう)証といい補血と袪風(きょふう)効果のある漢方を使います

それぞれ煎じ薬で作る方法、或いは煎じるのが大変な方には粉薬の漢方を使います。


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