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2025年12月13日開催の勉強会のテーマは、漢方薬の「柴葛解肌湯(さいかつげきとう)」。
廿野延和先生より、柴葛解肌湯について解説いただきました。
柴葛解肌湯(さいかつげきとう)とは?
以下の計10種類の生薬が配合されています。
- 柴胡(さいこ)
- 葛根(かっこん)
- 麻黄(まおう)
- 半夏(はんげ)
- 生姜(しょうきょう)
- 桂皮(けいひ)
- 甘草(かんぞう)
- 石膏(せっこう)
- 黄芩(おうごん)
- 芍薬(しゃくやく)
柴葛解肌湯をインターネットで調べてみると、コロナウィルスやインフルエンザに効果があるといった内容の記事をよく見かけます。
漢方薬局での四診や体質・症状を判断する弁証論治(べんしょうろんち)を行い患者様の体質に合わせて最適な漢方を選ぶというのが基本的な部分にはなりますが、この柴葛解肌湯は全員に適応のある漢方ではないため注意が必要です。
柴葛解肌湯は、葛根湯(かっこんとう)と小柴胡湯(しょうさいことう)と石膏(せっこう)のニュアンスが混じったような漢方と言えます。
- 葛根湯(かっこんとう)
生薬:葛根、芍薬、麻黄、桂枝、生姜、甘草、大棗(たいそう)が含まれる漢方
→発散力を促し体内の病邪を飛ばすため、もともと体力がある方に効きやすい処方
→症状が出て間もない汗をかいていない人で、寒気/発熱/肩などの強張り鼻水、喉の痛みなどがある方に使います - 小柴胡湯(しょうさいことう)
生薬:柴胡、半夏、人参、生姜、甘草、大棗、黄芩(おうごん)が含まれる漢方
→症状がやや進行している方に用いる処方
→解熱発熱の繰り返し、吐き気、食欲減退、色のある痰が混じった咳、喉の痛みなどのある方に使います
→免疫力をつける補助剤が服用できるのであれば併用すると治りは早くなります
※注意※
体力の有無よりも温めて乾燥させる性質が強いので体に潤いが著しく欠落している陰虚体質の方の場合、使用は慎重に検討します。
柴葛解肌湯には小柴胡湯のように人参は含まれていないため、石膏を加わると柴葛解肌湯の組成が揃います。
※葛根湯と小柴胡湯が使える体質の方であれば柴葛解肌湯の効果は大きく期待ができると考えられます。
また、汗をかいている方の場合は桂枝湯(けいしとう)関連のものが良いと廿野延和先生からアドバイスもいただきましたので、引き続き漢方のご提案の際には、患者様の体質や症状をしっかりと耳を傾け、弁証論治(べんしょうろんち)を行い適した漢方のご提案をしていきます。
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