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春といえば桜のお花見や、新年度の始まり、卒園式・入学式・入社式などの催事、引越し、新生活など様々な節目が重なり多くのイベントがある時期になります。
また、だんたんと気温も上がり、ポカポカで気持ちよく、これから起こる楽しいことや期待感でポジティブな気持ちになる方も多いのではないでしょうか?
一方で、様々なイベントがある『春』は気温の変化だけでなく、身の回りの生活環境や職場環境の変化でストレスを多く感じる方が多くなる季節とも言われています。
特に、3月や4月などの季節の変わり目は、自律神経が乱れやすく不調を感じやすい季節でもあります。
そのため、暖かくなるにつれ憂うつな気持ちや緊張・不安などの気持ちが現れ、多くのお客様が毎年私たち【漢方ツヅノ薬局】の漢方相談に訪れる方が増えてくる時期でもあります。
本記事では、暖かい季節になると現れる『春のストレス』とは何か、またその原因や症状・メカニズムはもちろん、西洋医学と東洋医学(中医学・漢方)の『春のストレス』に対する考え方や それぞれの違いについてご説明いたします。
記事後半では『春のストレス』に効果が期待できる生薬・漢方薬を説明付きでしっかりとご紹介をいたします。
どのように中医学・漢方では治療を行うのか?なぜ「漢方』が『春のストレス』に適しているのか?などもしっかりわかりやすくご説明していきますので、春になるとストレスで緊張や不安、不眠などになりやすい方はぜひ記事を読んでいただけると幸いです。
※記事内でご紹介する生薬や漢方薬はあくまで一般的なものになります。
『春のストレス』は一人ひとりカラダの体質・原因・症状や生活環境などが異なるため、漢方相談にてしっかりとヒアリング(四診)を行い、その方にあった生薬や漢方薬をオーダーメイドで組み合わせご提案いたします。人によって生薬・漢方薬の容量も当然異なりますので、漢方をお試しされたい方は一度最寄りの漢方薬局などで漢方相談をきちとされることお勧めいたします。
私たち【漢方ツヅノ薬局】の漢方相談は、店舗に訪問いただく形の一般的な漢方相談と高齢で訪問が難しい方や身体が不自由、遠方の方にも気軽に漢方相談いただけるようにオンラインでの漢方相談も行っております。(※海外在住の方にも漢方相談いただいております)
ご興味のある方は、是非一度お気軽にお電話・メール・LINEなどでお問い合わせ/ご相談ください。
春のストレスとは?
春のストレスは『春バテ』とも呼ばれています。
3~5月ごろの激しい寒暖差や気圧変動、入学や就職による環境の変化によるストレスが原因で、心身にさまざまな不調が現れる状態です。
この章では、一般的な春のストレスの原因・症状・メカニズム、『春のストレス』になりやすい人についてそれぞれ解説していきます。
『春のストレス』の原因とは?


春のストレスは以下3つのようなことが原因で起こります。
- 激しい寒暖差(寒暖差疲労)
3~4月は前日との気温差や1日の朝晩の寒暖差が7℃以上になると、体の体温調節の負担が大きくなり、自律神経が乱れやすくなります。 - 気圧変動
春は、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わることで自律神経が乱れ、ストレスがかかりやすい時期です。
血管の収縮・拡張が繰り返され、交感神経が過剰に働くことで「春バテ」の症状を引き起こします。 - 新生活や環境の変化
春は進学・就職・転勤・異動・引っ越しなどで生活環境が劇的に変わる時期です。
そのため、環境の変化に伴う不安や緊張が自律神経を疲弊させます。 - 花粉やアレルギー
スギやヒノキなどの花粉飛散で、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみといった、アレルギー反応による炎症やそれに伴い頭痛や不眠などが起こり身体的苦痛がさらなるストレスを招きます。
『春のストレス』の症状とは?
春のストレスの症状は上記の原因により自律神経が乱れることで起こりますが、症状は人により様々です。
症状には、主に「精神的な症状」と「身体的な症状」の2つに分かれます。
【精神的症状】

- 不安
- 緊張
- 憂うつ
- イライラ
- 怒りっぽい
- 寝れない
- やる気が出ない
- 涙もろい
- 疲れやすい etc.
【身体的症状】

- 不眠
- 食欲不振
- 倦怠感
- 頭痛
- めまい
- 肩こり
- 便秘・下痢
- 胃痛
- 立ちくらみ
- 抜け毛
- 白髪
- 目の疲れ etc.
春のストレスは一時的なものであることが多いですが、これらの症状が長引くと「うつ病」や「適応障害」・「不安障害」などの他の疾患を引き起こしてしまう可能性がありますので、早めに医療機関等へ受診することをおすすめします。
『春のストレス』のメカニズム

自律神経とは、心臓の鼓動・呼吸・消化・体温調節などの、生命維持に必要な活動を24時間休むことなく無意識にカラダを自動調節してくれる非常に重要な神経になります。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経があります。
- 交感神経(こうかんしんけい)
運動時や興奮したとき・緊張・ストレスなどで活発になります。自動車でいう「アクセル」のような役割を果たし、心拍数の上昇・血圧の向上・瞳孔の拡大・血管の拡張など、体を活動モードに導きます。 - 副交感神経(ふくこうかんしんけい)
体の休息・リラックス・エネルギー回復の際に働く神経です。自動車でいう「ブレーキ」の役割を果たし、心拍数の低下・血圧の低下・消化吸収の促進など、体を休息モードに導きます。
このふたつの神経が日中は活発に動き、夜はリラックスして休むという、規則正しいリズムであれば心身が健やかに機能している状態といえます。
一方で、冬から春へと移り変わる時期は、冬のように寒い日があったり春のような暖かい陽気な日もあったりと、最近は特に気候変動が激しく体が激しい寒暖差に適応しようと体温調節を司る交感神経が膨大なエネルギーを消耗し活発に働くため、交感神経が優位な状態が続くことで疲労や倦怠感が現れてきます。
この交感神経優位な緊張状態が続くことで体は、疲労の他にもイライラ・不眠・無気力・頭痛など『春のストレス』の症状を引き起こします。
どんな人が『春のストレス』になりやすい?

春のストレスを感じやすい人は以下のような特徴があります。
- 異動・昇進・転勤・進学・引っ越しなどの環境の変化がある方
- 期待に応えようと無意識のうちに緊張状態を続けてしまう真面目で責任感の強い方
- 寒暖差や新たな人間関係などになかなか適応できない変化への順応が苦手な方
- 花粉症などの身体的な不快感から、身体的なストレスが増幅してしまう方
- 疲れが溜まり眠りが浅くなることで寒暖差による体温調節ができず自律神経が乱れやすい方
- パソコンを良く使うため目が疲れて自律神経の乱れやすい方
- 体温調節の機能の低下、筋肉量が減少しやすい高齢の方 etc
春の季節に増える、症状や悩み

春(3月~5月頃)に増える症状や悩みには次のようなものがあります。
- 全身の倦怠感・だるさ・体が重い
- 日中の眠気・疲労感
- 頭痛・めまい
- 新しい環境に適応しなければならないプレッシャー
- 生活リズムの変動による睡眠不足
- 花粉による目のかゆみや鼻水・くしゃみ など

PR TIMES様の2025年の記事では、一般社団法人 徳志会が『春にこころにストレスを感じた経験はあるか?』という調査を行ったところ「約6割」の方は春にストレスを感じた経験があるという結果がでています。
参照元:PR TIMES 一般社団法人 徳志会, 約6割の会社員は春にストレスを感じている⁉︎春の季節性うつの実態に関する調査【2025年版】, 2025年4月18日
また、大正製薬株式会社が行った調査「一年間のうちで最も体調を崩しやすい時期を1つお選びください。」というアンケート調査では、春は冬の次に体調不良と感じる方が多く、特に疲労感や倦怠感を感じる方が多かったという結果になりました。
『春のストレス』に対する西洋医学と東洋医学/漢方の考え方

西洋医学とは15世紀以降のヨーロッパで発達し、血液・レントゲン・MRIなどの診察を行うことで科学的根拠に基づき理論的に分析し、病気の原因(細菌やウイルスなど)や異常のある臓器・組織を特定し直接アプローチし治療する現代医学を指します。
西洋医学は、病巣(びょうそう)を特定し除去するため、ピンポイントで症状を抑えることができるため効果を感じやすいですが、原因がはっきりとしない病態、検査で異常が出ないような不調(更年期障害・自律神経失調症・冷え性など)や未病の治療は苦手としています。
こちらの章では、西洋医学と東洋医学の『春のストレス』に対する考え方の違いを解説していきます。
東洋医学/中医学/漢方について
東洋医学/中医学/漢方医学はどれも約2000年前に中国で発展した伝統医学をルーツに持ち、心と体のバランスを整える医学になりますが、それぞれ概念が異なります。

- 東洋医学
約2000年以上前の中国を起源とし、日本や韓国などアジアで独自に発展し継承されてきた伝統的な医学体系の総称のことを指します。 - 中医学
中国古代哲学の陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)を基礎に発展し継承されてきた中国伝統医学で、中国の漢民族により発展した独自の医療体系のことを指します。 - 漢方(医学)
古代中国から伝わった伝統医学を基盤とし、日本の風土や日本人の体質に合わせて独自の発展を遂げた伝統医学です。
これらの共通点は、全て中国の伝統医学を起源としており、心と体をひとつのものと捉える「新人一如(しんじんいちにょ)」の考え方に基づいているところです。
また、西洋医学のように病気がある部分を特定するのではなく、患者様の体質や全身の状態を総合的に判断し治療を行うところも共通しており、自覚症状があるけど検査では異常が見つからない「未病(みびょう)」の状態であっても治療ができるところを強みとしています。
陰陽論(いんようろん)・五行説(ごぎょうせつ)について
- 陰陽論

万物が陽(よう:動的・明るい・熱い)と陰(いん:静的・暗い・冷たい)という対立するふたつの要素のバランスで構成されているとする、古代中国の根本哲学です。
陰と陽が互いに依存し、常に変化しながら調和を保つというこの理論は、東洋医学において健康を「陰陽のバランス」と捉える基礎となっています。
- 五行説

この世の万物は「木(もく)・火(か)・土(ど)金(こん)・水(すい)」という5つの要素で成り立ち、互いに影響し合い循環・変化しているという古代中国の自然哲学のことを指します。
季節・色・体の臓器・方角などもこの5つに分類され、バランスを保つことで健康が自然との調和が生まれるという考えになります。
以下わかりやすく表にまとめてみました。
| 五行 | 臓器と役割 | 季節 | 色 | 方角 |
| 木 | 肝(かん) 自律神経の調整 ・血液の貯蔵、調整 | 春 | 青 (緑) | 東 |
| 火 | 心(しん) 血液の循環 ・精神のコントロール | 夏 | 赤 | 南 |
| 土 | 脾(ひ) 食事の消化吸収 ・気血水の生成 | 土用 (季節の変わり目) | 黄 | 中 |
| 金 | 肺(はい) 呼吸 ・水分代謝の調整 | 秋 | 白 | 西 |
| 水 | 腎(じん) 成長、発育 ・生殖の調整 ・水分代謝の調節 | 冬 | 黒 (紫) | 北 |
また、陰陽五行説には「相生(そうせい)」と「相剋(そうこく)」という2つの相互関係があります。

- 【相生関係】
木・火・土・金・水の要素において、母が子を育てるように、次々に相手を生み出して助け合い、成長させる循環関係のことです。
木→火→土→金→水と巡り、エネルギーを互いに補い合う良い関係を表し、バランスの取れた自然界や人体の調和を意味します。 - 【相剋関係】
木・火・土・金・水の要素において、互いに相手の力を抑制・制御し合うバランス関係のことを指します。
相生関係とは反対に行き過ぎた勢いを抑え、全体が破綻しないようコントロールする役割を担っています。
相剋関係は、木・火・土・金・水の順にひとつ飛ばしで相手を抑制する関係になっています。
- 木剋土(もっこくど):肝は脾の働きすぎを抑制する(木は土の栄養を吸収する)
- 土剋水(どこくすい):肝は腎の水分排泄を抑制する(土は水をせき止める)
- 水剋火(すいこくか):腎は心の高ぶりを抑制する(水は火を消す)
- 火剋金(かこくきん):心は肺を抑制する(火は金属を溶かす)
- 金剋木(きんこくもく):肺は肝の興奮を抑制する(金属は木を切り倒す)
気・血・水(きけつすい)について

東洋医学(漢方)においての気・血・水とは生命を維持していくための3つの要素のことを指します。
- 気:生命エネルギー
- 血:血液・栄養
- 水:体液(汗・涙・リンパ液などの血液以外の体液)
これらの要素が体内を滞りなく巡っている状態が健康であり、不足や停滞が生じると病気や不調になると捉えられています。
肝(かん)と腎(じん)の関係性

東洋医学(漢方)において「肝」は気のエネルギーや血を全身に巡らせ、精神を安定させる役割があります。
また、「腎」は成長・発育に関わる「腎精(じんせい)」と呼ばれる生命エネルギーを貯蔵する役割があります。
この肝と腎の関係は「肝腎同源(かんじんどうげん)」と呼ばれ、互いに血と栄養分を補い合う極めて密接な関係にあります。
肝腎陰虚(かんじんいんきょ)

ストレスなどが原因で肝に負担がかかり気や血の巡りが悪くなると、密接に関係している腎の不調を招き、「肝腎陰虚(かんじんいんきょ)」という状態になり、またその逆も同じ状態を引き起こします。
肝腎陰虚は、血やうるおいを司る肝と、生命エネルギーの根源である腎精が同時に不足した状態のため、以下のような症状が現れます。
- 頭痛
- めまい
- 耳鳴り
- ほてり
- 肌・口の渇き
- 不安感
- 不眠
- 抜け毛
- 倦怠感 etc.
肝脾不和(かんぴふわ)

肝気鬱結になると肝が脾を抑制するため、消化吸収機能を低下させてしまいます。
これを「肝脾不和(かんぴふわ)」と言います。
肝脾不和は五行説において相剋関係の『木剋土(もっこくど)』にあたり、肝(木)は脾(土)を制御する関係にあります。
したがって、肝の気(肝気)の巡りが悪くなると、脾の機能が過剰に抑制され、肝脾不和が起こります。
肝血虚(かんけっきょ)

肝血虚とはストレスや慢性的な疲労が原因で、全身に栄養やうるおいを運ぶ血が不足し、特に血液を蓄え配分する肝の機能が低下した状態を「肝血虚(かんけっきょ)」と言います。
肝血虚の状態が長く続くことで、腎の水分や血液も消耗されるため、肝腎陰虚の状態を引き起こします。
血余(けつよ)

東洋医学(漢方)において、全身を巡った栄養(血)の余りが髪の毛になるという「血余(けつよ)」と呼ばれる考えがあります。
髪は十分な血があってこそ、初めて艶やかで健康に保たれます。
肝腎陰虚になり髪に補給する血が不足すると、髪に栄養が行き渡らず抜け毛や白髪になるほか、乾燥し艶が低下してしまいます。
肝と腎は互いに影響し合ってバランスを取っているため、どちらかが不調になるとその一方の機能が低下し、血余不足の状態が起こりやすくなります。
肝と腎の不調を治すには特に腎の働きを補い、肝の気の巡りを良くする生薬や漢方薬を用いることが非常に重要です。
肝と心(しん)の関係性

東洋医学(漢方)において、心は心臓のポンプ機能(血脈)と、意識・精神・思考・情緒の安定をコントロールする全身の司令塔のような役割を担っています。
ストレスなどにより、気の流れを整える肝の働きに負担がかかるとそれが心に伝わり、血液不足やイライラや不眠・抑うつなどの精神的な不調につながります。
この血液不足の状態を「心血虚(しんけっきょ)」といい、以下のような症状が現れます。
- 不眠
- 不安感
- イライラ
- 情緒不安定
- 物忘れ
- めまい
- 立ちくらみ
- 動悸
- 疲労感 etc.
肝と心はどちらも精神や感情を司る臓器であるため、不調の際は神経の高ぶりを鎮め、気の流れをスムーズにする生薬や漢方薬を用いるのが効果的です。
漢方で考える『春のストレス』の原因

漢方で考える春のストレスの原因は『肝の失調』と『心の失調』です。
東洋医学・漢方では、春は気温・環境の変化・気圧の変化などにより肝の気が高ぶりやすく負担がかかりやすいため、肝の機能失調と、それに伴う心への影響が大きく関わっていると考えられています。
また、肝の機能が低下すると貯蔵している血液が不足し、腎精(生命エネルギー)を養えなくなるため、どちらの機能も一緒に弱まりやすくなります。
このようなストレスからくる症状を改善するためには、肝と腎の関係性(肝腎同源)を理解し、特に肝の失調を治すことが大切になります。
加えて、同時に胃腸の働きを整えつつ、脾の機能を丈夫にすることも重要です。
『春のストレス』改善によく使われる生薬・漢方薬をご紹介

漢方では、春は精神的なストレスや自律神経の乱れで気の巡りが悪くなりやすい季節であると考えられています。
漢方薬を使うと気の滞りがスムーズになり、体質に合わせて根本治療ができるため、春のストレス改善におすすめになります。
春のストレスの改善に導く際には、柴胡(さいこ)と芍薬(しゃくやく)の組み合わせを使うことがほとんどです。
そこに加え、相談者様の体質・お悩み・症状や環境に合わせ、以下生薬を組み合わせることでよりその方にあった症状改善・体質改善を促します。
- 柴胡(さいこ):肝の失調を治し気の滞りを改善する
- 芍薬(しゃくやく):肝の失調を治し血の巡りを整える
『春のストレス』改善によく使われるその他の”生薬”

- 枳実(きじつ):気の流れを良くし胃腸の不調を整える
- 川芎(せんきゅう):気の滞りを改善し心身の不調を整える
- 地黄(じおう):腎の機能を回復させ体の熱を冷ます
- 茯苓(ぶくりょう):過剰な水分を排出し精神を安定させる
- 当帰(とうき):血を補い血行を良くし腎の機能をサポートする
- 青皮(せいひ):気の巡りを改善しリラックス効果をもたらす
- 甘草(かんぞう):神経の興奮を抑え胃腸の働きを整える
- 白朮(びゃくじつ):水を排泄して脾胃を元気にする
- 半夏(はんげ):自律神経を安定させ気の滞りを改善する
- 大棗(たいそう):気や血の補給をし精神を安定させる
- 生姜(しょうきょう):自律神経のバランスを整え胃腸の働きを整える
- 麦芽(ばくが):イライラによる胃のつかえや消化不良を改善する
- 神麹(しんきく):胃腸の働きを整え気の巡りを良くする
- 茵蔯蒿(いんちんこう):体の熱を冷まし肝の機能をサポートする
『春のストレス』改善によく使われる”漢方薬”
柴胡疏肝湯(さいこそかんとう)

【特徴】
ストレスで滞った気の巡りを良くし、心身の緊張をほぐす春のストレスの改善に良く使われる漢方薬です。
- 含まれる主な生薬
柴胡・芍薬・川芎・枳実・甘草・青皮・香附子(こうぶし) - 効果
春に増えやすい自律神経の乱れや、環境の変化による肝気鬱結の状態に効果を発揮します。 - おすすめな方
イライラしやすくため息の多い方
ストレスを感じると頭痛や肩こりになる方 etc.
四逆散(しぎゃくさん)

【特徴】
自律神経の乱れを整え、気の巡りをスムーズにする春のストレスの改善によく使われる漢方薬です。
- 含まれる主な生薬
柴胡・芍薬・甘草・枳実 - 効果
自律神経の乱れに伴うイライラや胃腸不調を、気の巡りを良くし改善へと導きます。 - おすすめな方
ストレスによるイライラや不眠の症状がある方
肝気鬱結により気分が落ち込みやすい方
便秘や下痢の波がある方 etc.
四物湯(しもつとう)

【特徴】
血(栄養)を補い肌の乾燥や冷えを防ぐ漢方薬です。
- 含まれる主な生薬
芍薬・地黄・当帰・川芎 - 効果
春のストレスにより不足した肝の血(肝血)を補給し全身に巡らせ、自律神経の乱れを整えます。 - おすすめな方
自律神経が乱れやすい方
寒暖差で体調を崩しやすい方
慢性的な疲労感がある方 etc.
四逆散は胃腸が丈夫な方に向いており、四逆散を使用する際には四物湯と組み合わせることが多いです。
胃腸の弱い方に四逆散をご提案する際には、脾の機能を高め、胃腸への負担を軽減してくれる健脾利水剤(けんぴりすいざい)*を一緒に組み合わせます。(入れるといい生薬は人参・白朮・甘草など)
※健脾利水剤とは?
脾の機能を高めることで胃腸の働きを整え、体内の水分バランスを整える(利水)働きをする漢方薬や処方薬の一種になります。
疏肝理気薬(そかんりきやく)

【特徴】
ストレスなどで滞った体内の気の巡りを良くし、肝に関わる機能の不調を改善する漢方薬です。
- 含まれる主な生薬
柴胡・枳実・青皮・枳実・香附子・陳皮(ちんぴ)・蘇葉(そよう)・薄荷(はっか)etc. - 効果
肝の働きを整え、気の巡りをスムーズにし、心身をリラックスさせる効果があります。 - おすすめな方
イライラや憂うつなど精神が不安定な方
不眠や頭痛などの症状がある方 etc.
逍遥散(しょうようさん)

【特徴】
ストレスによるイライラや疲れやすさなどの、気と血の乱れからくる不調を整える漢方薬です。
- 含まれる主な生薬
柴胡・芍薬・当帰・茯苓・白朮・甘草・生姜・薄荷 - 効果
春の環境の変化や寒暖差により、過剰になった肝の機能を落ち着かせ、メンタルを安定させます。 - おすすめな方
気分の波が激しい方
ストレスにより胃の調子が悪くなる方
肩こりや慢性的な疲労がある方 etc.
香砂養胃丸(こうしゃよういがん)

【特徴】
ストレスで弱った胃腸を回復させ、消化不良を改善する漢方薬です。
- 含まれる主な生薬
白朮・茯苓・陳皮・生姜・甘草・香附子・縮砂(しゅくしゃ)・木香(もっこう)・人参(にんじん)etc. - 効果
自律神経の乱れが原因で滞った気の巡りを良くし、胃腸の機能を高め消化不良を改善します。 - おすすめな方
ストレスによる慢性的な胃弱・食欲不振の方
腹痛、下痢、軟便になりやすい方 etc.
香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)

【特徴】
胃腸機能を高める六君子湯(りっくんしとう)に、気の巡りをスムーズにする香附子(こうぶし)と縮砂(しゅくしゃ)を加えた漢方薬です。
- 含まれる主な生薬
香附子・縮砂・白朮・人参・半夏・甘草・陳皮・生姜・大棗・茯苓・藿香(かっこう) - 効果
ストレスで胃の機能が低下した際に、気を補い巡りを良くすることで胃の不調を改善する効果が期待できます。 - おすすめな方
精神的なストレスが胃にくる方
もともと胃腸が虚弱な方
環境の変化で食欲が落ちてしまう方 etc.
加味平胃散(かみへいいさん)

【特徴】
消化を助ける平胃散(へいいさん)に山査子(さんざし)や麦芽などの生薬を加え、消化機能を改善し、胃の調子を元に戻す漢方薬です。
- 含まれる主な生薬
層朮(そうじゅつ)・厚朴(こうぼく)・陳皮・甘草・生姜・大棗・神麹・麦芽・山査子 - 効果
自律神経の乱れからくる胃もたれや食欲不振や膨満感を改善します。 - おすすめな方
ストレスで胃がむかつく方
ストレスで胃がもたれる方
消化不良や胃の膨満感を感じる方 etc.
香砂平胃散(こうしゃへいいさん)

【特徴】
胃腸に溜まった余分な水分を排出し、気の巡りを整えることで胃の調子を回復させる漢方薬です。
- 含まれる主な生薬
層朮・厚朴・陳皮・香附子・生姜・縮砂・甘草・大棗・藿香 - 効果
胃の中の余分な水分を排出することで、ストレスからくる胃の不調(胃のもたれ・食欲不振・消化不良など)を改善します。 - おすすめな方
ストレスで胃腸の調子が悪くなる方
イライラによる食べ過ぎなど食欲が乱れる人 etc.
漢方相談の主な魅力とは?

漢方相談とは、漢方についての知識に特化した薬剤師や相談員などの専門家が、患者様の現在の体質や生活環境などをカウンセリングにより丁寧にお伺いし、その方に最適な漢方薬をご提案するサービスのことです。
同じ病名でも患者様おひとりおひとりの症状や年齢・体質・生活環境・体格などはそれぞれ異なります。
その違いを時間をかけて丁寧に四診にてお伺いすることで、症状の根本原因を特定していきます。それにより、そのときの体調に最もふさわしい漢方薬をご提案させていただきます。
全国にはたくさんの漢方薬局がございますが、私たち【漢方ツヅノ薬局】の強みをご紹介していきます。
創業70周年の歴史を誇る老舗の漢方薬局

長年の経験に基づく高い専門性と相談実績は年間5000件以上。
多くの症例と確かな実績がございますので安心してご相談していただけます。
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現在、私たち漢方ツヅノ薬局は「平和島本店」と「田町店」の2店舗になります。
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地方や海外など遠方にお住まいの方、ご高齢の方、仕事が忙しく店舗に訪問する時間がない方にも気軽に漢方相談を受けていただけるようにZOOMを使ったオンライン漢方相談も行っております。
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私たち漢方ツヅノ薬局では、以下4つの診断(四診)を丁寧に時間をかけて行ないます。
初回は90分程度お時間を頂く場合もございます。
- 望診(ぼうしん):診る
- 問診(もんしん):話す
- 聞診(ぶんしん):聞く
- 切診(せっしん):触る
特に私たち、東洋医学の基盤である五行や気・血・水などのバランスをチェックし、お客様の今のコンディションを総合的に判断します。また、ご来店いただいたお客さまには必要に応じて血流測定や毛細血管測定なども行っております。
これらの診断を踏まえ、最も適した漢方薬をご提案させていただきます。
万全なアフターサービス

漢方薬の服用にあたり、特に初めて服用されるお客さまは、飲み方など不明な点や不安な点が出てくることが多く、また服用を続けていると体調の変化など何か気になることなどを少し質問されたいという方も多くいらっしゃいます。
そのような場合は、お一人で悩まず些細なことでも気軽に私たち【漢方ツヅノ】の公式LINEにメッセージやお店にお電話をいただければ不明点や質問などにお答えしております。
まとめ

「春バテ」とも呼ばれている『春のストレス』は、気圧の変化や激しい寒暖差・進学/就職/移動/引っ越しなどの生活環境の変化が重なることで、ストレスを感じ自律神経が乱れることにより交感神経と副交感神経のバランスが崩れ心身に不調をきたし、以下のような症状が現れます。
【精神的症状】
- 不安
- 緊張
- イライラ
- 憂うつ
【身体的症状】
- 頭痛
- めまい
- 倦怠感
- 肩こり
- 抜け毛
- 白髪
漢方(東洋医学)では、春のストレスは「肝の失調」と「心の失調」が原因と考えられており、これには肝と腎の関係『肝腎同源』が大きく関わっています。
肝腎同源のバランスが崩れることで「肝腎陰虚」「肝脾不和」「肝血虚」「血余」などの状態を引き起こします。
これらの状態を改善するためには、停滞した肝の気の巡りを良くし、腎の機能を回復させる漢方薬を取り入れるのがおすすめです。
病名は同じでも、年齢・体質・生活環境・体格などによりその方に適した漢方は異なります。創業70年、長年積み重ねた確かな実績と経験を持つ私たちが、春のストレスの根本改善をサポートいたします。
- 最近暖かくなりなんとなく体調が良くない
- 春になるにつれて不安な気持ちになってきた
- 冬から春にかけて抜け毛や白髪が増えてきた
などのお悩みがございましたら、ぜひ一度私たち【漢方ツヅノ薬局】までお電話・メール・LINEにてお気軽にご相談ください。



