【定期漢方勉強会】便秘について

2025年3月25日開催の勉強会のテーマは「便秘」についてでした。

廿野延和先生

漢方相談にて「便秘」のお悩みが比較的多く、症状は「何日もお通じがない」「便がすっきり出ない」「便が硬い」など多岐にわたります。

今回は便秘のタイプや症状別に、漢方医学の観点から廿野先生にご説明いただきました。

タイプ別の便秘

湿熱タイプ

胃腸が元気で食べ過ぎてしまうタイプ

食べ物の消化と排出が追い付かず、体内に「湿熱」が溜まり、大便秘結(便秘)になる。

男性に多いタイプだが、一過性のケースが多い。

気虚タイプ

体内の気が不足しているため腸の蠕動運動が低下、排出する力も弱い。

気が足りないためお腹が冷えている人も少なくない。

慢性便秘症のタイプで、女性や高齢者が多い。

血虚・陰虚タイプ

体内の血や陰(潤い)が不足しているタイプ。

腸が乾燥しているため、便が硬くなりコロコロしている(腸燥便秘)

女性や高齢者に見受けられる。

気滞タイプ

過度なストレスや緊張により「肝鬱気滞」となり、胃腸の動きが悪くなる。

「疏肝理気(そかんりき)」することで改善することが多い。

便秘に用いられる一般的な漢方とは?

便秘に使用される代表的な漢方薬は「大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)」です。

大黄・・・腸を刺激して蠕動運動を起こし、排便を促します。寫下薬の代表生薬です。
甘草・・・は鎮痙作用によって大黄の強い作用を緩解します。

この処方をベースに、症状に合わせて生薬を組み合わせます。

腸の動きが悪く腹満がある場合

胃腸の気滞を取り除く「厚朴(こうぼく)」や「枳実(きじつ)」

便が乾燥、コロコロしている場合

血や陰、植物の仁で硬い便を柔らかくする「地黄(じおう)」「当帰(とうき)」「麻子仁(ましにん)」「杏仁(きょうにん)」など

下剤(大黄など)で腹痛が起こる場合

腸の過剰な動きを抑える「芍薬」

※「桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)」や「建中湯類(けんちゅうとうるい)」など、「芍薬」が多く含まれる漢方薬を選択

その他

「瘀血」があれば活血薬、「気滞」があれば疏肝理気薬を追加します。

このように、便秘に対する漢方薬は体質や便秘の原因によって異なります。

そのため、漢方便秘薬の購入を検討される際は、まず漢方の専門家に相談することをおすすめいたします。

当薬局では、お客様の体質やお通じの状態に合わせて漢方薬の調合もしております。

なかなか便秘が改善しないとお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。


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