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そろそろお正月です。
お正月には、屠蘇散を飲む慣わしがありますが、
屠蘇散は、白朮(おけら)、陳皮、桂皮、山椒、桔梗、防風で構成されています。
白朮、陳皮は胃腸の働きを良くし、桂皮、山椒は胃腸を温めて働きを良くします。
防風、桔梗は風邪の予防に使われます。
屠蘇散全体としては、胃腸を温めて働きを良くすると同時に、風邪の予防をする処方になっています。
屠蘇散の『屠』は、元々『尸(しかばね)』に『者』なので、
死者を蘇らせる、そんなことは実際ありませんが、
その一年健康でありますようにという意味だと考えます。
屠蘇散を、お正月に飲むことで、その一年健康で過ごせるようにと願っての事だと思います。