アレルギー性鼻炎について

1月24日にツヅノ薬局の漢方講習会を開催しました。

毎月2回（第3火曜日の夜／第１土曜日の朝）開いております。

今回のテーマは「アレルギー性鼻炎」で、主な４つの症状（くしゃみ、鼻水、鼻づまり、

目の痒み）についてお話しました。

くしゃみ、鼻水は、肺の冷えと脾胃の弱りで出ることが多いです。

肺の冷えによるくしゃみは、「温肺化飲」の小青竜湯、さらに冷えを取る人参湯、乾姜などを

加えて作り、鼻水がある時は、苓桂朮甘湯、五苓散などを合方します。

また、煎じ薬でもこの方法で作っております。

目の痒み、鼻づまりは熱症状が加わりますので、越婢加朮湯、洗肝明目湯などを基準に考え、

利水剤の五苓散などを組み合わせて作ります。

煎じ薬も同様に、石膏、蒼朮、辛夷などを考えます。

お薬代の目安は以下の通りです。

粉　薬　：1日分 約450～600円 （最多価格帯は500円）

煎じ薬は：1日分 約600～700円 （最多価格帯は650円）