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冷え性でお困りの方はこれから寒さがさらに厳しくなり、きっと冷え性の方は既に寒さ対策を沢山始められているかと思います。
東洋医学の観点から冷えについて「なぜ冷えが起こるのか?」「漢方や東洋医学の考えから冷えを防ぐ対応策はあるのか?」を簡単にご説明します。
「気」・「血」・「津液(水 )」とは?
東洋医学の考えの中で「気」・「血」・「津液(水)」というものがあります。
- 気・・・生命活動を営む根源的なエネルギーと言われ、精神面に関する機能的活動を統括する要素
- 血・・・気によって巡らされる赤い液体。西洋医学の血液と同等のもので、全身に栄養を行き渡らせて身体の中の様々な組織を潤します
- 津液(しんえき)・・・血液以外のすべての体液を指し、臓腑や組織器官にある体液・リンパ液・胃液・涙・尿など人体の正常な液体のことを言います
その中で特に『気』を創ることがもっとも重要になります。
『気』を創る、脾臓(ひぞう)
『気』を創るのは、漢方で五臓六腑の中で脾臓(ひぞう)が主となります。
- 五臓六腑・・・東洋医学の考え方で、人の内臓を指す言葉になります。
五臓:心臓、肺、肝臓、腎臓、脾臓
六腑:胃、小腸、大腸、胆嚢、膀胱、三焦を指します
食べ物は胃を通過して脾臓に入り脾の働きで食べ物の栄養を吸収します。
この脾の働きが弱いと気が創られなくなり、身体全体の冷えに繋がります。
なぜ『気』が作られなくなると冷えるのか?
気には陽の性質があり温煦(おんく)作用という働きを担っています。温煦作用とは体を温める働きの事です。
そのため、気が少ないと身体を温める力が弱くなり身体は冷えやすくなります。
脾臓(ひぞう)が弱くなる食べ物
漢方では脾臓が弱くなる食べ物を寒湿困脾(かんしつこんぴ)といい冷たく甘いものがこれらに該当します。
元々脾が弱い方は一般的には、痩せていて食欲も少なく多く食べられない人に多くお見受けします。
さらに筋肉量も脾の強さに関係するため、タンパク質の摂取などを心がけバランス良く食事を摂取し運動をすると筋肉がつくのでおすすめです。
また、更年期に冷えを訴えられる方も脾が弱い方に該当します。
更年期の「冷え」には様々な原因があり、丁寧な四診が必須
更年期の冷えについては「気の失調」も考えています。
もちろん自律神経や臓腑(ぞうふ)など肝の失調についても考えます。
漢方ツヅノ薬局では、最初の身体全体の冷えは、「脾臓」を中心に治し、冷えてのぼせがある方は肝の失調を改善させる漢方薬を作り症状改善へ向かわせます。
当漢方薬局(漢方ツヅノ薬局)では、漢方相談を店頭またはオンラインにて行い患者様の症状を細かくヒアリングし丁寧な四診(問診・聞診・望診・舌診)を行い症状や体質、生活習慣などを細かくヒアリング致します。
特に舌診(舌の様子を拝見します)は漢方薬の選別に重要となります。店頭では必要に応じて血流測定や毛細血管測定なども行っております。お客様のお話を親身になってお伺いし、その方のお身体の状態に合わせて適した漢方を選びオーダーメイドでお作りしています。
お身体の不調や不安など気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
漢方相談前にお問い合わせをされたい方は、
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皆様からのご相談やお問い合わせお待ちしております。
代表取締役社長 廿野 延和 - Tuzuno Nobuyasu –