【今週の漢方】「土用丑の日」と漢方のつながり

『土用丑の日』はウナギで有名です。 

江戸時代、平賀源内(ひらがげんない)がウナギを売るために作った宣伝の言葉と云われています。

漢方では、陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)を大切にしています。

陰陽五行説の五行では、土用は『長夏(ちょうか)』の季節を指します。

「木(もく)・火(か)・土(ど)・金(こん)・水(すい)」の五つに分けられ、これらを季節に当てはめると「木は春」・「火は夏」・「土は長夏」・「金は秋」・「水は冬」に該当します。

長夏はちょうど今頃の梅雨ごろからの時期を指し、五臓では「肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)」の中で「脾(ひ)」に対応し、脾の性質は『土(ど)』に似ていると考えられています。

「脾」は気を作り、吸収する臓器ですので脾が弱くなると気ができなくなり脾虚(ひきょ)と言い、疲れやすくなります。

「土」は水がたまるとどろっぽくなるのと同じように、「脾」も湿がたまると状態は悪くなります。この状態を湿邪困脾(しつじゃこんぴ)と言うます。

漢方では、健脾利湿剤(けんぴりしつざい)や人参などの生薬を使い脾の状態を改善させます。

平賀源内は、胃腸が弱り疲れやすい季節をうなぎで元気つけようという意味合いから

『土用丑の日はうなぎを食べる』というキャッチコピーを考えたのかと存じます。


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