【今週の漢方】自律神経について

自律神経失調の原因としては様々なものがあります。

しかし、多くは人間関係の複雑さ、・候の変動・暑さが続いてクーラーの部屋からの出入り、仕事上のトラブル、会社での移動、更年期によるホルモンの失調など様々です。  

自律神経が不調を起こすと体にも色々な変化が起きてきます。

よくある症状として以下のようなものが挙げられ、これらの症状に対して漢方薬を作ります。

  • 不眠
  • 動悸
  • 息苦しさ
  • 体のふらつき
  • 眩暈
  • だるさ
  • 疲れやすい
  • やる気が起きない等

五臓六腑(ごぞうろっぷ)の考え方は 肝(かん)心(しん)脾(ひ)を中心に考えます。

一般的に肝はイライラや我慢、心は不安感に関わり、脾は気血を生成させるのでここが弱ってしまうと気血が不足して精神状態が不安定になることがあります。

ストレスのある環境から身を置かないようにすることが重要になりますが、お仕事などの事情でそう簡単には環境を変えることが出来ない方も多く、ストレスの向き合い方に苦労されている方は沢山いらっしゃいます。

ストレスのある環境から身を置かないようにすることが重要になりますが、お仕事などの事情でそう簡単には環境を変えることが出来ない方も多く、ストレスの向き合い方に苦労されている方は沢山いらっしゃいます。

肝の疏泄を整える柴胡(さいこ)の生薬が入っている以下のような漢方薬を用います。

  • 柴胡疎肝湯(さいこそかんとう)
  • 四逆散(しぎゃくさん)
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
  • 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
  • 抑肝散(よくかんさん)
  • 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ) etc.

不安感や寝つきが良くない方には・・・酸素仁湯(さんそうにんとう)

イライラと不眠、胃腸の具合が良くない方には・・・加味帰脾湯(かみきひとう)

お腹のガス溜まりや喉の詰まり感、我慢が多い気苦労タイプの方には・・・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

苔が厚く優柔不断であったり眠りが浅い方などには・・・温胆湯(うんたんとう)

冷えが強く神経過敏気味な方には・・・柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

漢方のご案内は総合的にお話をお伺いしてから判断いたします。

上記に述べた漢方以外を使う事もございます。


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