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食べ物は胃に入ると、初期消化をして(受納)、食べ物をドロドロにします(腐熟)。
ドロドロなった食べ物は小腸へ行き、要るもの(清)と不要なもの(濁)に分けられ、
清(要るもの)が脾に送られて、脾は清と肺で吸い込んだ空気を合体させて宗気(そうき)を作ります。
宗気は「気」の大元であり、宗気から衛気(えき)に派生します。
衛気は、
鼻粘膜や目の粘膜、毛穴、皮膚表面など、外気にふれる私たちの体すべてをとりまいて
ウイルスやアレルゲン、細菌が簡単に侵入しないようにしてくれています。
衛気が弱まると、花粉症や鼻炎、風邪をひきやすいなどの「肺」の症状が出やすくなります。
一方、小腸で濁と判断された食べ物は
大腸へ行き、水分の再吸収をして、便を作ります。
咀嚼回数が少なかったり、食べる速度が速い、お腹が空いてないのに時間で食べる、甘いもの・塩気のもの・脂もの・乳製品
など消化吸収に時間と手間がかかるものの頻度が多いと
胃と脾は仕事が捌けなくなり、疲弊して軟便や便秘、お腹のはり、などの症状が出ます。
胃と脾がつかれて、清が弱いものになるために
肺の気である、衛気も弱って、花粉症や鼻炎になりやすい状態となります。