【 “漢方” と “免疫” 】 『蕁麻疹』が悪化する原因はストレス?

前回は、「風邪」を例に漢方と免疫の関係をお話しました。
今回は、慢性の病気『蕁麻疹』を取り上げます。

目次

『蕁麻疹』と『ストレス』

『蕁麻疹』は西洋医学的にはアレルギー反応で、I型(即時型)アレルギーの「IgE」を介して発現します。
この場合、抗原抗体反応なので、必ず抗原の確認がされます。

経験上、元々持っている体質や状況に「ストレス」が加わると蕁麻疹が出るという方をよくお見受けします。
ストレスが加わることにより抗原抗体反応が進み、最終的に肥満細胞(マスト細胞)が壊れてヒスタミンが放出されます。
西洋医学的には、抗ヒスタミン剤や軟膏等を処方され治りますが、ストレスが多いと繰り返し蕁麻疹が出るようになります。

東洋医学における『ストレス』とは

漢方ではストレスを「肝の失調(かんのしっちょう)」と捉え、「疏肝理気薬(そかんりきやく)」と体質を変える「解毒剤」を併用します。
すぐには効きませんが、長く服用すると多少のストレスでは症状が出なくなります。
この場合、免疫を活性化させるのではなく、体のバランスをとって免疫(Th1、Th2、Treg細胞等)を調和させていると考えています。

当店では、症状や体質を丁寧にお伺いして、症状に合った漢方薬をお作りしております。
蕁麻疹がなかなか治らないとお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

『ツヅノ薬局』のニュース/症例&ブログ記事のシェアは↓↓こちらから↓↓
  • URLをコピーしました!
目次